夫婦
夫の携帯メール中にキャバクラ嬢とのやり取りを発見!浮気を確信してご相談したのですが……
篠田凜々子さん・29歳・神奈川県大和市
パートが休みの日の午前中、寝室の掃除をしていたところ、夫のベッドの枕許に置きっぱなしになっていたタブレット端末が目に留まりました。家事を終えた後、その端末をリビングに持ち込んでしばらくゲームで遊んでいたのですが、やがて機内にメールとLINEの設定がされていることに気づきました。しかもそこには、見知らぬ女とのやり取りまで残っていました。
文面から察すると、相手はスナックのホステスかキャバクラ嬢のようでした。先週、夫が深夜帰宅した日、本人は課内の飲み会と言っていたのですが、実際はその嬢が在籍する店で遊んでいたようで、事前に同伴していたことも分かったのです。こうした恥ずかしい話を栄和先生に正直に打ち明け、どう対処するべきかと伺うと、「とりあえず浮気はしていないようです」と即断されました。
「今、見えているビジョンの感覚からして、会社の飲み会というのは事実だと思います」「でも、お店に同伴しているというのは?」「そちらも本当ですね」「じゃあ、やっぱり浮気じゃないですか!」
電話口で思わず声を荒げてしまったのですが、栄和先生はいつものように冷静でした。「何をもって浮気の線引きとするかによるのですが、少なくとも相手の女性との間に肉体的な交渉はまだ生じていません。その意味で『浮気ではない』と申し上げました。しかし、今後はそうなる可能性が高いですね。相手の女性はかなりの海千山千で、今はご主人を焦らしているような状況です。ですから、今のうちにキツいお灸を据えておかないといけません」そう言われ、さらに具体的な処罰法も教えていただき、鑑定を終えました。
その夜、教えられた通りに家で夫を出迎えました。玄関先でメール表示したままのタブレットを差し出すと、とたんに顔が青ざめました。「余計なことは何も言いませんから今、私が見ている前でこの女の子からのメールを全部削除してください。それからLINEもお忘れなく」私がそう言うと、夫はガクガクと震えながら言われた通りに実行しました。ここまで脅えきった姿を見たのは、結婚以来初めてです。
子供の教育費や住宅ローンのことで頭を悩ませている時期にキャバ嬢と同伴して食事など、それだけでもとても許せることではありません。しかし「本当にやましいことをしている自覚があるのなら、あなたに見られないように端末を厳重ロックしているはず。今回はそこまでしていなかったのだから、まだ救いがある」という栄和先生の言葉に従い、今回だけは許すという形になりました。
あれから1週間経ちましたが、夫は今も私に気を遣ってビクビクしている感じです。「少なくとも1ヶ月程度は冷たい態度を取り続けていた方が効果的」と言われているので、彼にはもう少し<針のむしろ>を味わってもらうことにします(笑)。