嫁姑

近所に引っ越してきた姑、小姑と距離を置きたい！

海老原麻里乃さん　33歳　パート事務　群馬県藤岡市

嫁姑関係での不和やいじめに悩んで、電話占いに相談してくる既婚女性の数は多いと聞きます。私の場合は姑に敵視されたりいじめを受けたりということではなかったのですが、違う意味で大きな精神的負担を強いられ、このままではオカシクなってしまうと感じて愛恵さんに助けを請いました。

雑誌で紹介されていたとき、「嫁姑問題の解決に強い」と書かれていた高麗跳子先生を選び、その電話がつながると自分の抱える悩み事について話し始めたのですが、すぐに先生の方から待ったをかけられました。「詳しいお話を伺う前にどうしても気になることがあるので、先にお伝えしておきますね」そう言うと先生は、衝撃的な言葉を口にしたのです。「あなたの背後に生き霊が見えているのですが、何か心当たりはありますか。２体いて、いずれも女性です」。思わず背筋が寒くなり、その生き霊たちの容姿を訊ねずにはいられませんでした。すると「年の頃は60代と20代後半。どちらもわりと小柄でふっくらとした体格で、年配の方は青っぽい和装、若い方はピンク調の服装に身を包んでいます」と説明され、いよいよ言葉に詰まりました。それは間違いなく夫の母親と妹でした。

昨年、夫の仕事の都合でその郷里へ戻り、市内の中心地で手頃なマンションを借りたところ、時期をおかず夫の母親と独身の妹がすぐ近くへ引っ越してきたのです。以来、毎日のように我が家を訪れ、入り浸りに近い状態となっていました。私が家にいる時はもちろん、週に４回、パートで出ている間も合鍵を使って入ってくる始末で、義母は家事の手伝い、義妹の方は小学５年になる私の娘に勉強を教えるという名目を掲げていました。

最初に書きましたが、２人とも私のことが気に入らず嫌がらせをするとか、お金のことなどで困らせてくるとかそういうことは全くないのです。むしろこちらをとても好いて親切にしてくれているのですが、ほぼ毎日の大半、家族以外の２人にベッタリとくっついて来られるのは非常に苦痛で、同じ状況が３ヶ月以上続いた頃にはノイローゼ気味になっていました。これについて訴えると、すぐに明快な答えをいただきました。

「察するに精神的な依存状態ですね。義理のお父様はすでに亡くなっておられるようですが、その後はご長男であるご主人をよほど頼りにしておられたのでしょう。そのご長男が結婚し、妻であるあなたまで依存の対象になってしまったわけです」。何か対処法はありませんか？と訊ねると、「その２人のために、それぞれ心のエネルギーを振り向ける対象を作示して上げれば良いのです」と言われました。それで先生の助言通り、細かい手作業が大好きな義母にはアートフラワーのスクール、義妹には夫の後輩に当たる同年代の男性をボーイフレンド候補として紹介したところ、それから半月もしないうちに２人が我が家を訪れる回数が激減したのです。

正直、こんなに簡単に解決できる問題とは思わず、その劇的な効果には今も驚いています。各人の嗜好性や心の奥底で求めている物事など、その気持ちの隅々まで読み取ることができる、高麗先生ならではの的確な助言であったと深く感謝しています。