自殺者の多い場所にいる霊について
この世の中にはまことしやかに噂される、自殺スポットというものが存在します。自殺する人がやたらと多い場所、というもので、団地や山の中、切り立った崖や高い橋など、様々な場所があります。肝試しなどで、殺の名所としてよく取り上げられる場所もあります。今回はそんな自殺者の多い場所にいる霊について、取り上げてみたいと思います。
霊の種類
自殺者の多い場所にいる霊は主に、浮遊霊と地縛霊の二種類です。浮遊霊は死んだことが理解できず、成仏できずにこの世を彷徨い続けている霊のこと言い、地縛霊は浮遊霊がその土地や建物に縛り付けられている状態で、自分の死を受けいれられず、未練が強く残っている霊となります。どちらも憑依してくる、取り憑いてくることのある霊で、あまりに生前の恨みが強い霊は怨霊となり、私たちに災いをもたらしてきます。自ら死を選んでいるのに、理解や受け入れることができないという点に違和感を覚えるかもしれませんが、本来、誰しも死を受け入れるのには時間が必要です。自殺を選ぶ人はその準備をする間もなく、衝動的に死に至ってしまうので、それが大きな理由だと考えられます。
自殺スポットでは、霊に取り憑かれて自殺してしまうのか?
よく、「自殺の名所でたくさん人が自殺するのは、先に死んだ霊が生きている人を呼んでいるせいなのですか?」と訊かれることがあります。これは半分あたりで、半分外れです。自殺する人の中には、何かに追い詰められ絶対に自殺すると決心している人と、心のどこかで死を選びたいと、漠然と思っている人の二種類に分けられます。決意がある人は自分で決めてその場所を選んでいるので、霊に呼ばれたとはならないのですが、その場の周波数的なものに呼ばれて選んでいる可能性は高いです。(場所に呼ばれたのと霊に呼ばれたのでは、違ってきます)一方、後者の心のどこかに死への願望がある人は、自殺スポットなどに行くと、高確率で霊に呼ばれてしまいます。心の隅に付け入れられ、自殺願望が膨らんでしまう人もいれば、ふらっと、足を滑らせたかのように連れて行かれてしまう人もいます。
自殺スポットに行くときに気をつけること
決して軽い気持ちで、ひやかしに行ってはいけない場所です。しかし、そこが観光名所になっていたり、自分の目的の場所の近くだったり、団地や高層ビルの場合は、行かなければならないことも出てくるでしょう。そんな時はどうすればいいかと言えば、とにかく心を強く持つことです。間違っても自殺した人に同情するようなことを考えたり、興味本位に心霊体験をしたいと望んだりしてはいけません。悩んでいることや心配事があっても、できるだけそこにいる間は考えないようにして、もし考えが浮かんできたとしても、すぐ忘れるようにしてください。そうしないと、霊に取り憑かれたり、最悪そのまま連れて行かれたりしかねません。
自殺スポットはどうしてできるのか
少し余談にはなりますが、自殺スポットがどうしてできるのかにも触れたいと思います。先ほど場所に呼ばれるという話をしたのですが、パワースポットが存在するように、その逆で、生命力が吸い取られてしまうような土地が元々存在しています。そういった土地では事件や事故が起きやすく、勘の鋭い人が行けばとても嫌な感じを覚えます。そして、土地の出す周波数と自分の周波数が合ってしまうと、取り憑かれたようにその場所へ行き、命を絶ってしまうことがあります。自ら死を選ぶ場合にも、そういった土地を選びやすくもなります。そうして様々な事象が積み重なり、自殺スポットが出来上がってしまうわけです。